いたずらか、お菓子か
直訳するとこうなります。
もっと口語調でいうと、「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ!」です。
もうおわかりですよね?「Trick or Treat」!!!
そうです! かの有名な日本人の乗っかりイベント、ハロウィンの合言葉です。
聞くところによると、毎年ニュースネタになっている渋谷のハロウィンも、今年はコロナのせい(おかげ?)で自粛傾向にあるとか。
各地のテーマパークも然りです。←個人的にこれは残念。
ハロウィンのテーマパークで思い出すのは15年程前。忘れもしない、ハロウィンが少しずつ浸透し始めたUSJでの出来事。コスプレをしたキャストさんがアメちゃんを入れた籠をもってパーク内をグルグルと徘徊し、そこに子供たちが近づいてはアメちゃんをもらっているのです。早速「○○ちゃんも!」と言いながらうちの娘もキャストさんに近づいて行きました。そこで冒頭の合言葉です!
キャストさんはさも当たり前の様に聞いてきます。
「合言葉は?(キラキラ笑顔添え)」
一瞬「?」という顔をした娘もすぐに楽し気に答えます。
「アメく~ださいっ!(キラキラ笑顔添え)」
そしたらキャストさん
「残念っ!違いま~す!」だと!!!
娘、玉砕、キョトン顔です。ええ、そうです。それがルールですよね。
今となってはすんなり出てくる「Trick or Treat」も、その頃の宮崎県民にはさほど浸透していなかったのです。宮崎県民の言うところのハロウィンは、せいぜい繰り抜いたカボチャを可愛らしく飾って楽しむ程度のイベント。まさか都会と田舎の格差をこんな所で体感するとは!しかも容赦なく厳しいジャッジ(泣笑)
なんともほろ苦いかわいい思い出。
もちろんその後は、盗み聞きで覚えたカタコト合言葉「トリカトリ」と引き換えに無事アメちゃんをゲットし一件落着。
今でも忘れられないあの光景。
「アメく~ださいっ!(キラキラ笑顔添え)」…がなんとも切ない。